お知らせ

KYOTO SCOPEからのお知らせです。

2022.02.23第11回オンライン・ケース勉強会を開催しました

2022年2月13日(日)にKYOTO SCOPE主催のオンライン・ケース勉強会を開催しました。

モデルケースを取り上げて多職種で話し合うオンライン・ケース勉強会。テーマは前回に続いて「LGBT」です。

救急受診後、入院したトランスジェンダー女性」のケースをもとに、MtF、FtM当事者のお二人と、実際に診療にあたられている精神科医、産婦人科医の皆さんにお話をお聞きしました。当事者のお二人やそのご友人が医療機関で体験されたさまざまな出来事をうかがって、医療側が事前に学び、準備しておくことでトラブルを減らせることを知りました。治療や手続き、制度についても詳しく教えていただき、現実にそぐわない面がまだまだ多く、経済的・心理的負担も大きいことをあらためて実感しました。また、医師のお二人からは「決めつけることをせず、本人が望む性自認や在り方をそのまま認めて尊重すること」「医療の原点である一人ひとりの患者さんを大事にすること、医療者だけではなく一般の方も意識を変革することが大切」とのご発言がありました。

登壇者の皆さんはもちろんのこと、参加者の中にも身近なところから意識を変えよう、理解者を増やそうと職場での勉強会を開催するなど行動されている方がいらっしゃいました。私たちもこの問題について学び、考え、話し合うことを継続していきたいとの思いを新たにしました。

KYOTO SCOPEは京都府下のソーシャルワークを支援するプラットフォームです。今後も定期的な勉強会の開催を予定しております。勉強会の内容を受け、モデルケースもブラッシュアップしてまいります。

次回5月のオンライン・ケース勉強会の詳細はメールマガジン(ページ下部からご登録いただけます)とこちらのWEBサイトでお知らせいたします。京都や各地の支援者の皆さまのご参加をお待ちしています。

文責:中江奈津子

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